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「ふにゃー、16位かー…まあまあだね」
「…追試だ……」

「早乙女先生、すっごく怒るよー?」
「あー、マジやばいかもしれんなー…。
 …まあ、あの体育バカなら、私の色仕掛けでどーにかしてやるぜ!」


「それは楽しみだ」


…。
……。
………。

「れろれろ、は、ちゅ…ちゅう、んむ、ぴちゃっ…」
「しかし、改めて考えても体育バカ呼ばわりはひどいなー。俺結構傷ついたぞ?」
「ちゅ、ぷぁっ…。
 …ぅー、蒸し返すなよ……謝ってんじゃんか……」

すえた匂いが妙にエロチシズムを掻き立てる、体育用具倉庫。
俺はモンスターボックスに軽く腰掛けた姿勢で、脳髄に響く刺激に背筋を震わせていた。
この匂いの中でエロスに浸りたいから俺は体育教師を志したのだ、と言ったら
過言なようなそうでもないような。

「ほら、休むな。色仕掛けなんだろ?」
「むー、サオトメのバカ……んむ、はぁ、ちゅっ」

乙女はマットにヒザをつき直し、音を立てながら俺自身への奉仕を再開する。
体育バカだのなんだのが本心からの発言じゃないこと、
恋人を評しているからこその軽口だということ、はわかっちゃいるが、
それを口実に、こうして奉仕を強いることができるわけだ。有効利用しない手はない。

なにしろ普段のセックスライフは、完全に乙女の気分に依存しちゃってるんだ。
自分がシたいときにはノドをゴロゴロ鳴らして擦り寄ってくるのに、
俺のほうから求めても気が乗らなけりゃ平気で蹴飛ばされちゃうんだ。
別に、そういう関係を不満に思ってるわけじゃないんだが…、
…せっかくの機会だ、たまには俺が優位に立ったっていいだろう?

「む、んぅ、はふぅ…れろっ、んちゅ…ちゅぷ、むぅ」

スカートに包まれた乙女の尻が揺れる。恥骨にかかる吐息がくすぐったい。
あー、フェラなんていつぶりだろうな…ぜんぜんしてくれないもんな。
…まあ、いつも乙女の身体弄ってるだけで俺のほうがガマンできなくなっちゃうから、
愛撫と挿入の間にフェラが挟まらないのは俺のせいでもあるんだが。

「ん……ちゅ、ふ……ぷぁっ。
 ……なー、もういいだろ? アゴが痛くなってきたよ…」
「何言ってるんだ。ホントの色仕掛けなら、こんなもんじゃとてもオトせないぞ?」
「だってよー…めちゃくちゃ疲れるんだよコレ。サオトメの、でっけーからさ…」

さらっと嬉しいことを言ってくれる。小悪魔め。

「…よし、じゃ、他のことにするか」
「う、まだ何かさせる気かよ」
「当たり前だ、俺はまだ許してないぞ。下、脱いで、お尻をこっちに向けてくれ」
「…あぅー……」

乙女は唇を尖らせながらスポーティな下着を脱ぎ去り、
向こうの壁に手を突いて、アメリカンポリスに身体検査をされているような姿勢になった。
そっとスカートを捲り上げる。文字通りの「乙女の秘密」が俺の目に晒された。
健康的な太ももと比べれば、その尻回りの白さがよくわかる。

普段、乙女は暗いとこじゃないと、恥ずかしい(たぶん胸が)からかまず脱いでくれない。
その点この倉庫内は、「煌々としている」とまでは言えないものの、
いつもの寝室やラブホよりはずっと明るいわけで。
逆らえない状況バンザイ。大義名分バンザイ。

「ぅあ…広げんな、バカ…っ!」

両の手のひら全体を使い、乙女のヒップをむにっと割り開いてみた。
鍛えているからか、芯のある柔らかさで、程よい弾力が手に心地良い。
と、申し訳程度の恥毛が、蛍光灯の光を受けてきらりと輝いた。

「お? …なんで濡れてるんだお前?」
「っ! しょ、しょーがねーじゃんか……何させられんのか考えてたら…さぁ」

乙女が恥ずかしそうに上ずった声を上げる。
白い尻がほんのり赤く染まったように見えた。
いつもの乙女も可愛いが、今日の乙女はなんだかオメガ可愛い。

非日常なシチュエーションで、俺の好奇心スイッチも「強」に入っているに違いない。
ピンク色に煌く秘所も十二分にエロティックではあるものの、
むしろその上、所在無さげに縮こまる、薄褐色の窄まりに目が行った。
ちょんちょんと指でつついてみる。乙女の身体がびくんと硬直した。

「んぅ!? あ…サオトメ、そこ……汚い…んっ」
「…せっかくだし、今日はこっちでやってみるか」
「ふえ……え、えええ!? ま、マジかよ!?
 そんなとこ…その、するとこじゃねーってば……う、ウソだよな?」

体育教師はウソつかない。
花弁からにじみ出る潤いを掬い取り、密やかに息づくアナルへ塗りつける。
丹念に、シワを一本一本指で数えるようにしながら
じっくりとほぐすように撫でまわした。

「サ、サオトメ……あっ……な、やっぱ、そこ、やめよーぜ……あぅっ……」

爪の先が当たらないよう注意しながら、指を入り口(基本的には出口だが)へぐっと押し込んだ。
前とはまた違った柔らかさと暖かさを持った直腸の粘膜を触られ
乙女は腰をよじって逃げようとする。
が、俺の体全体で乙女の下半身を押さえ、がっちりガードした。体育バカの面目躍如だ。

「あっ……ダ、メ、っ……」

しかし、いくらほぐしたところで括約筋が活躍しすぎている。
指先が入ったところできゅっと締まってしまうので、指全体の挿入も満足にできない。
これでは、乙女の痴態でさらに大きさと硬度を増している俺自身の挿入など夢のまた夢だ。
ていうかこんなとこに挿れたら俺自身がちぎり取られるんじゃないか。

ので、まずは前を弄ってみることにする。
片手を太もも経由で前へ回し、ヒダや陰核をこね回すように蠢かせると
乙女はくぐもった嬌声を上げた。
予想通り、前で感じるたびに乙女の身体からは力が抜け、アナルがヒクヒクと息をする。
その動きに同調させるようにして、もう片方の手の指をするりと滑り込ませた。

「んん、んぁあああっ!? ……あ、う…ダメ、ダメって……ああ、う、動かす、な、あっ…!!」

乙女の腸内で指をゆっくり回転させると、
乙女は尻を小刻みに震わせる。脚も爪先立ちになってきた。
ダメとは言ってるが、痛がったり苦しがったりしてるわけじゃなさそうだ。
前で絶妙な刺激を与え続ける手、
内から外からアナルを揉みほぐす手。
俺の両手の働きで、アナルに割り込んだ指は
ちょうど心地良いレベルの締め付けを味わえている。

俺はひたすら、乙女の前と後ろを同時進行で責め立てる。
もはや括約筋は俺の指を締め出せるほどの活躍は果たせておらず、
乙女は抗う術もなく、されるがまま、弄ばれるがまま、といった状態だ。

「も…っ…、マジで、やめ…ぇ…あ、あぁっ…」

乙女の体内へ挿入した小指を、カギ状に曲げたり、ぐるぐる回転させたりする。
直腸内の、何かざらざらした部分を擦り上げると、
前に指を挿入したり、陰核を弾いたりしたときとはまた異なる喘ぎ声が上がる。
おかしな言い方かもしれないが、面白い。

秘所から運んでいた愛液が肛内に馴染んできたのか、
あるいは直腸からも何らかの潤滑液が分泌され始めたのか、
アナルに突っ込まれた俺の指は、何に妨げられることもなく、
乙女の、「乙女な部分」以上にある意味乙女な部分(ああややこしい)を蹂躙していた。

「気持ちいいか?」
「んっ……い、いいわけねーだろぉ…! …気持ち、悪いよ……ふぁあっ!」

嘘つきは感心しない。
挿入した指を抜き差しし、ますます勢い良く責め立てていく。

「ひゃ!? やあ…う、ああ、ちょ、ぉっ、だ、駄目、ぇぇえええ!」

やがて、アナルに抜き差しされる指が小指から人差し指、そして中指へと変わった頃、
不意に乙女の体からがくりと力が抜けた。
壁に突いた手でなんとか体勢は崩さずにいるものの、
全身をぴくぴくと震わせ、呼吸のたびに肩を大きく上下させている。

「…ふぁ、はっ、ぅぁ…ぁあ、はぁっ……」
「…どした?」
「あう、ううぅぅ………こ、この、変態……!」

それは褒め言葉だ。女子高生の乳とか尻とか見て給料貰ってる人間をナメちゃいけない。
しかし、それにしても大した順応性だな。
前を弄っていたせいもあるだろうが、まさか開発途中でイッてくれるとは思わなかった。
ちっちゃいと感度がいい、っていうのは胸に限ったことじゃないのかもしれん。

「じゃあ…もう挿れていいな」
「い、挿れっ…!? ……うぅ、か、勝手にしろよ…も、知らねー…」

尻まで桜色に上気させ、眉をひそめてぐったりと息をする乙女は
おしおきとかアナルとか抜きにして、なんというか、無性にそそる。
先のフェラチオで、明るい場所では滅多に見られない乙女の下半身で、
そして恥ずかしがりながらもアナルで感じてしまった乙女の痴態で、
俺自身はもうガッチガチになっていた。
改めて割り開いた乙女の尻に、思わず見入ってしまう。

「…するならっ…早くしろぉ…!」

俺としてはじっくり見ていたいのだが、やっぱり乙女はにとっては
(今さらながら)できるだけ見られたくない場所なんだろう。
腰をふるふると、ねだっているようにも見える動きで揺らして抗議する。

俺はジャージのポケットに入れておいたローション付きコンドームを取り出し、素早く装着した。
コンドームを携帯したまま授業したり書類仕事したりする教師には
いささかの問題があるような気がするが、気にしてはいけない。
というか、生徒を手篭めにした時点で問題なわけだが、やっぱり気にしてはいけない。

「あっ……」

改めて小さな尻を割り開き、腫れぼったく濡れたアナルに
後背位の姿勢から俺自身を宛がう。
反射的にきゅっと締まるが、そういつまでも力は入れていられない。
宛がったまましばらく待つと、自然に乙女の身体から固さが抜けてきた。
呼吸の拍子にアナルが緩んだ瞬間を見計らって、腰を押し出す。

「っ!? あ、あああっ……いっ、つ、つうぅ…っ!」
「うぉ…お、乙女、力抜け…っ」
「なこと…っ…言ったっ、て…っ! …んんんぅっ!」

いかな充分に揉みほぐされ、愛液を塗り込められて性感帯に変わっているアナルとはいえ、
やはり本来は性交に用いる場所ではない。
俺自身の侵入を拒むように、強い抵抗感があった。
先端が入り込んだかどうか、ぐらいのところで括約筋が締まり、そこから先には進めなくなる。
先ほどと同じように、呼吸のたびにアナルが不意に緩むのに合わせて
少しずつ少しずつ、俺自身を侵入させていった。

「や、ぁぁ…入って…くる…ぅ、ああうっ……!」

ようやっと一番太いところを受け入れ、乙女が安堵感の混じった声で呻く。
ぎゅうぎゅうと締め上げてくるアナルの感触を味わいながら、
そこから先も同じようにして、亀頭で掘り進むように漸進していった。

「っ、ん…ふぅっ、ま、まだ、入んのかよぉ…っ?
 …あ、んあっ……ぁ? …ぁああああああっ!?」

「まだ入るのか」を「時間かけたらかけたでしんどいからもう一気にお願い」と脳内解釈。
残りの俺自身が四分の一になったあたりのところで、ぐっと腰を前に出す。
乙女は目を見開いて舌を突き出し、苦痛と驚愕と快感の混ざった悲鳴を上げた。

「はぁあ、ああ……うぁ、サオトメの…んっ、ホントに、入ってる……!」
「…痛いか?」
「…だ、大丈夫…っ…つか、ぁあ、これ、ヤベ…ムズムズする…んぁっ!」

とうとう、俺自身が根元まで、乙女の直腸に納まった。
膣のように、俺自身全体に絡み付いてくる、というわけではなく、
ゴムで俺自身の根元を縛られているような感触。
刺激の気持ち良さで言えば、正直膣のほうが数段上かもしれない。
が、「乙女のアナルに挿れている」「乙女の全てを手に入れた」という感じが
俺の脳を刺激して、快感を数倍に増幅させている。
めちゃくちゃ気持ちいいわけじゃない、はずなのに、めちゃくちゃ気持ちいい。

「…ぁぅ、なんつーか、全身サオトメに貫かれてる感じだ…あ、熱っちぃ……」
「乙女…動かすぞ」
「は、ぁ……ゆっ、ゆっく、り、ゆっくり……なっ!」

乙女の苦痛の色は薄く、一方の俺ももう挿入段階から限界が近かった。
待ちかねたとばかり、挿入したときに劣らないぐらい緩やかに、乙女の反応を見ながら腰を引く。

普段の営みと違い、俺自身の長さをフルに活かしてストロークできるのが嬉しい。
決して(無念にも)人並み外れて大きいわけじゃない俺自身でさえ、
乙女の、体格相応に狭く奥行きも短い膣では、
全部挿入する前に最奥へコツンと当たってしまうのだ。
とても前には挿入できないようなちっちゃい娘でも、
アナルのほうなら使えることが多い、って病気の人も言ってた。

「んんっ…んあっ、くっ…んぅっ…。
 …ぁ…ふぁ、あっ、そこ、サオト、メぇ、ああっ…あっあううっ!?」

乙女の声色は切なげな喘ぎに変わり、秘所からもぽたぽたと愛液が滴り落ちた。
腰の動きを徐々に、しかし確実に速めてゆく。
指で責めたときに反応の良かった部分を意識して擦り上げると、
乙女も前への挿入と同じぐらい、いやそれ以上の嬌声を上げて背筋を震わせた。

「ふぁっ! ぁっ! はっ、ま、マジで、おかしく、なるっ…んぁ、あああ!!」

俺は乙女の尻を鷲掴みにし、覚えたてのサルのように腰を動かした。
いや、サルはこんなとこで交わったりしない。サル以下だ。
ある種禁忌ともいえる場所で繋がっている背徳感も手伝って、
強烈な快感が俺の脳髄を痺れさせる。

「やっ、ぁあっ! ひゃ、な、なんだ、これ、はっ、あぁう!
 サオトメッ、わた、私っ、怖ぇよ、ふ、んんっ、んんんんっ!!」
「お、乙女っ…俺、もう、そろそろっ…!」
「ふぁ、ああ、あっ! んん、んぁ…っ…や、あ、ああぁぁあああぁっ!!」

乙女は張り裂けるような悲鳴を上げ、全身を硬直させながら爪先立ちになった。
同時に、俺自身を根元から搾り取るように括約筋が締まる。
それがトドメとなって、俺は最後の力で腰を叩きつけると、
乙女の直腸の一番深いところでコンドームの中に欲望の塊を吐き出した。

「うぉ…乙女、乙女……!」
「…あぅ……はぁ、ああ…」

直腸の内側全体が痙攣するように脈動し、俺自身を奥へ導こうとする。
それに逆らって俺自身をずるりと抜き去ると、
乙女はそのまま前のめりに床へへたり込み、
アナルをぱくぱくと開閉させながら、荒い息をついた。

…。
……。
………。

人目が無いことを充分に確認してから、用具倉庫を出る。
シャワー室へ向かう道すがら、
乙女は何かを気にする様子で、しきりに自分のお尻や下腹部を触っていた。

「身体、大丈夫か?」
「…ちょい違和感あるかな…でも大したことねーよ」
「ムリさせたか、ごめんな」
「し、心配するぐらいなら最初っから、あんなとこで、その…するなよな…」
「確かに…乙女も感じちゃってたわけだから、これじゃおしおきにもならないもんな」
「っ! …うう…バカヤロー……!」

さっきまでの情事がフラッシュバックしたのか、
真っ赤になってうつむいた乙女の頭を、俺はニヤけながらぐしぐしと撫でる。
乙女は「やめろよ」などと言いながら、嬉しそうに寄り掛かってきた。

「…でも、お尻は別に痛くねーんだけど、
 なんでかハラのほうが痛くなってきた気がする…トイレ行きたい…」
「コンドームつけてたし、精液でお腹くだしたわけじゃないだろ?」
「そうだけどよ……お尻でしたことの他に、原因なんて思い当たらねーぜ?」

「いや、原因はおそらく…」
「?」

「いま頭を撫でたときに俺が押した、ゲリになるツボのせいだな」
「ゲリ!?」



<了>


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