『主夫と飲んだくれ』
「掃除とか洗濯とか家事できるロボットがいればいいのにね〜」
「そんな都合のいいロボットがあるわけないじゃない」
「そんな事言わなくても分かってるわよ……」
優麻の現実的な返答に五十嵐は溜息をつき、机に顔を伏せた。
確かに自分の事は自分で済ますのが当たり前であり、それが社会人でしかも一人暮らしをしてるなら尚更である。
しかし日々の仕事が忙しく、色々な事で悩んでしまうので実際にはそうはうまくいかない。
第一、そんな事する暇があるなら飲酒した方が自分にとって有意義な時間を過ごすことになる。
まあ、こんな性格だから部屋も散らかり放題。自炊もほとんどしなく、いつもコンビニ弁当で済ます。
これでは、いつか自分は破滅する。何とかしないと。でもめんどくさい。でも破滅はいや。でもめんどくさい。あぁ……お酒飲みたい。
そんな考えが頭の中でループする。
「そんな現実逃避する暇があるなら、行動に移せばいいのに」
「あんたは他人事のように――社会に出ればそんなうまくいくわけないの。家帰ったら仕事で疲れてお酒飲んで寝ちゃうし、休日だってやる事といえばゴロゴロする事だけだし……あ〜日本は何でこう長時間も働かなくちゃいけないのかしら。ストレス溜まる……」
「……駄目だこりゃ」
緩みきった顔で愚痴をこぼす五十嵐に優麻は呆れた。
――ロボットじゃなくてもいいから、せめて家事ができればいいのに。あと料理も。
家に帰るとグツグツと煮えこんだお鍋と熱燗が準備してあって―――お風呂から上がって、熱燗を一杯キュッとしたら、熱々の具を皿に盛り付けそれをぱくっと―――う〜ん、たまらないわ〜。
えへへへっと涎を零しながら、たれた動物のような顔で妄想に耽る。
はっきり言って不気味だ。
――あぁ……神様仏様、私の願いを叶えてよ。私に料理と家事ができる奴隷をくださいな〜。
料理ができれば弁当だって美味しそうなものも作ってくれるし〜。
からっとした唐揚にあま〜い卵焼き〜――食べたいな〜。
毎日こんな美味しい弁当が食べれば、幸せなのに。
そうこんな美味しい弁当………弁当……弁当…弁当………弁当!?
「灯台下暗しとはこういう事なのね。良い人材がいるじゃないの〜♪」
何かに気づいたのか、にや〜りと怪しい笑みを五十嵐は浮かべた。
柏木姉妹はわけも分からず、五十嵐の顔を見つめた。
ぞくぞくっ!
一瞬体中に悪寒が走った。明らかに何かよからぬことが起きる前兆である。
いつも他人に利用される修は、自分に降りかかる災難には敏感に反応するような体質になってきた。
もはやそれは野生のカンの域まで達するほどに――。
――絶対やばいことが起きるな……。この学校にいるのは危険すぎる。
そう判断した修は、自分と一緒に実験室で五時間目に始まる科学の授業の準備をしている柚子に自分の分の仕事を押し付ける事にした。
「それにしてもすごい量の実験用具ですね〜」
―がさがさ。
「今日は確か微生物の実験ですから、これが必要ですよね、桃瀬君?」
――がさがさ。
――ぎゅっぎゅっ。
自分から聞いても一向に返事をしないので、柚子は修に視線を向けると―――。
「……あの、何してるんですか?」
何故かロープを流し台の水道管に結び付け、もう片方をスルスルっと降ろしていたのである。
「悪い。今日は体調悪いから早退する」
「ええ!?ちょっと待ってください!」
「道具の準備は君に任せる」
「そ、そんなぁ……」
無常にもそう言い放つと修はジョン・マク○ーン刑事よろしくロープを伝って降りていった。
――すまない、来栖。いつか弁当作ってくるから、それで許してくれ。
修は器用に降りながら心の中で来栖に詫びたが、すぐに自分の今の状況を集中する事に切り替えた。
何せ自分が飛び降りた所は三階である。
自分のような一般人が消防隊員のように特別訓練しているわけでもないのに、こうも高いところから降りるというのは
無茶としか言いようがない。
そんな大きなリスクを冒してまで学校から脱出しようとする程、修は必死である。
――下を見るなよ、俺……。
自分にそう言い聞かせながら、ゆっくりと確実に降りていく。
そして、やっとの思いで降りきった修は安心しきった笑顔を浮かべ自分の勝利を確信した。
――これで安心だ。しかし自分で言うのもなんだが、俺って結構うまいもんだな。
――将来の希望に消防士も考えておくか――っとそんな考える暇はないぞ。
――教室においてある荷物はほっといて、兎に角今は逃げないと――。
むにゅっ、と柔らかい感触が背中に感じると同時に後ろから何者かが抱きついてきた。
「お疲れ様、も・も・せ」
馴染みの酒臭い息混じりの色っぽい声。
そう、修の脱出劇を妨害しているのは言うまでもなく、あの五十嵐美由紀なのである。
――終わったな……。
修は心の中で自分の不幸さに涙を流した。
――不幸ですか?
そんな可愛らしい声が今にも聞こえてきそうである。
――「じゃ、私が帰るまでよろしく〜♪」
――何がよろしくだ…。
は〜、と深い溜息を吐きながら修は、汚らしいリビングルームに掃除機をかけていた。
あの後、五十嵐に教室まで無理やりひきづられ結局は最後の授業まで受ける羽目になったのである。
別に最後の授業まで受けるのはどうでもいい。
ただ、不安だったのが五十嵐がいつもとは違って機嫌よく授業を進めている事だ。
普段の五十嵐なら給料日以外は、あんなハイテンションで授業をするわけがない。
前に五十嵐に給料日が何時か教えてもらったが、今日は給料日ではないはずだ。
――それじゃ何故あんな嬉しそうなんだ?
時折、五十嵐が修の顔を見て怪しい笑みを浮かべる度に先ほど感じた予感が、だんだん確信に近づいている事が分かる。
絶対に悪いことが起こる…。
キーンコーンカーンコーン。
「は〜い、今日の授業はここまで〜。帰ったら復習はするのよ」
そ〜っと、そ〜っと。
「こ〜ら、待ちなさい桃瀬。ちょっとあんたに頼みごとがあるのよ」
五十嵐はこっそりと逃げようとする修の肩を掴んだ。
――きた…。
恐る恐る振り返り、花咲くような笑顔の五十嵐に苦笑いした。
「な…何ですか?」
「今日、先に私の家に行って部屋の掃除と夕飯作ってくれない?」
「……ごめん、先生。今日はちょっとよう」
「これ私の家の鍵と地図ね。じゃ私が帰るまでよろしく〜♪」
五十嵐は修の返答を遮るように鍵とマンションの場所を指し示してる地図を渡し、鼻歌を歌いながら教室を出て行った。
そんな五十嵐の背中をただ呆然と見送ることしか修は出来なかった。
こうして修は、その地図を頼りに何とか目的地に着き、五十嵐の部屋がある3階へエレベーターに乗った。
鍵の番号と同じ部屋の前にたどり着き、表札に「五十嵐美由紀」と書かれてあるのを確認すると鍵穴に
鍵を差込み扉を開けた。
まずは居間がどんな状態か、調べる事にした。
――うん、普通に汚い。
率直に思った。
テーブルの上に大量の空のビール缶にブロッコリーだけが残ってるコンビニ弁当。
テレビの傍に山のように積み重なってる雑誌類。
床にはテレビゲーム機とそのソフトが散らばってる。
そして、もっとすごい物が修の目に映った。
――…メリケンに……スタンガン…。
流石、不良教師。今まで何回これを使ったのか、……いや最近使ったのは何時か、気になる。
何故ならメリケンにうっすらと赤い色がついていたからだ。
――他にも釘バットとか木刀とかありそうだな。
これらの長い武器を収納してそうなスペースがあるかどうか辺りを見回すが、今は他にやることがあるのですぐに止めた。
――まずはここから綺麗にすることから始めよう。
居間は家族(一人暮らしだけど)が団欒を楽しみ、寛ぐ部屋と考えられている。
そんな肩の凝らない憩いの間がこんなに汚いと落ち着かない。
そう判断した修は、テーブルの上の大量の缶ビールに手を伸ばした。
――いつもそうだが、周りにいる女共は俺の事をどう思ってるんだ。便利屋じゃないんだぞ。
テーブルに付着した恐らく何かの食べ物のタレの染みを濡れ雑巾でふき取りながら
修は日頃の自分の扱いに不満を洩らす。
世話好きな性格のため、例えどんな面倒な事でもしぶしぶとそれをこなしてしまう。
別にごくたまには、他人の面倒な事でも引き受けても構わない。
ただ、すぐに人に頼って任せてばっかなのが嫌なだけ。
自分で出来る事は出来るだけ、自分でやるべきだと思う。
そのことで一番危ないのは五十嵐で、あのぐうだら教師の事だ。
自分が五十嵐の代わりに家事をする事により、その分の手間が省けその味をしめて、また何度も何度も自分に押し付けるかもしれない。
――五十嵐先生委員と言われるのは嫌だが、これじゃいけないな……。
柏木姉妹にこの称号を言われるのに不満はあるが、今はそんなことを言ってる場合ではない。
――ここは心を鬼にして先生を教育しないとな…。
修は悪人面を浮かべながらテーブルの上を拭き終え、その『教育』に必要な物を手に入れるため再び学校に戻ることにした。
――さて、これから忙しくなるぞ〜。
「ただいま〜、桃瀬♪」
時計が8時を回ろうとしたとき、五十嵐がビニール袋を片手にぶら下げ嬉しそうな表情を浮かべ帰宅してきた。
「おかえり〜」
エプロンを外しながら、修はやる気無さそうに返事をした。
がちゃっと扉が開き、五十嵐が下の階の住人なんかお構いなしに、スキップしながら入ってきた。
――いい大人がなにやってるんだか…。
「先生、何とか全ての部屋の掃除は終えました」
「いやぁ悪いわね〜。こんな面倒な事押し付けちゃって」
――悪いと思うなら、押し付けるなよ……。
そうつっこもうとしたけど、何とか心の中に抑えた。
「風呂とご飯どっちも準備できたのでどっちにするっすか?」
「まずはお風呂入って、疲れを取ることにするわ」
五十嵐はテーブルの上にビニール袋と高そうな鞄を置き、タンスのある寝室に入りタンスから自分の下着と替えの服を取り出し浴場に向かった。
「洗濯機の上にタオルありますからそれ使ってください」
「わかったわ〜」
洗濯機の上に綺麗に畳んである、タオルを確認すると衣服を脱ぎ浴室の扉を開けた。
シャワーを頭から浴び湯船に入りながら、五十嵐はふと修を自分の自宅に招きいれた(?)事について考え始めた。
――男を、しかも自分の教え子を無理矢理家に来させたのはのはちょっとヤバイかな?
今まで何回かは男を自分の家に招きいれたことはあるが、男女のよくある展開に発展することは一度も無い。
そもそも自分はまだそういう……自慰はよくするが、性行為の経験をした事がない。
――2○年間も人生を生きていたくせに……恥ずかしい。
自分が処女であることが一番のコンプレックスであり、その事を誰にも打ち明けられない。
この前も柏木姉妹等から男の体や自分の性経験について聞かれたときは、本や雑誌などから得た知識をあたかも
自分が直接体験したことと偽り教えていた。
万が一修が今夜欲望に負けて無理矢理自分を犯すようなことがあれば……自分はそんなつもりで修を来させたわけじゃない。
単に家事を任せたかっただけ。
でもまあ、あの人の良い修だ。自分を強姦するなんて卑劣な事はしないだろう。
仮にそんなことになったら、得意の喧嘩殺法で押さえればいいだけの話。
――もう深く考えるのは止めよう。
五十嵐はあれこれ思考するのを中断し、体を洗おうと湯船から出た。
だが、五十嵐は甘かった。
五十嵐のだらけた性格が直れば、修は手段を選ばない。
修は犯る時は犯る漢である。
今だって五十嵐がお風呂に入ってる間、彼女が買ってきた日本酒に何かの粉末を入れていた。
「あ〜いいお湯だったわ」
ほかほかと満足した顔で出てきた五十嵐の目に映ったのは、数々の美味しそうな料理である。
なめこの味噌汁に椎茸やごぼう等の炊き込みご飯。
さばの味噌煮にロールキャベツ。そして一番五十嵐の目を引いたのは―――。
「おお、湯豆腐か〜」
日本酒と湯豆腐の組み合わせが好きな五十嵐は、この一品が特に光ってるように見えた。
「好きなんですか、湯豆腐?」
「もう大好きよ、これ♪ちょうどよく日本酒買ってきて良かったわ」
どかっと座り、修が入れたのであろう日本酒がなみなみと注がれたガラスコップを掴み、一気に飲み干した。
口内に広がるすっきりした辛口の味に、旨味がある。
――く〜……効くわ。
「日本酒美味しいですか?」
こっちを見てにやにやとしている修が聞いてきた。
「そりゃもう…最高ね。このために生きてるって感じ」
「何か親父臭いな……ま、いっか。いただきます」
「私も、いただきま〜す」
二人は両手を合わせると決まり文句を言った。
五十嵐は、まず自分の大好きな湯豆腐から食べることにした。
小皿に豆腐を分け、醤油をかけてそれを一口に運んだ。
「んん、美味しい♪」
修は満足気に他の料理も次々と食べる五十嵐を見ながら、自分も箸を動かした。
――何か体が……熱いわね…。
夕食が始まってから2時間が経過した。
全ての量を食べつくした五十嵐は満腹になり、居間の大きなソファーに横になってテレビを見ていた。
お腹の消化も少しずつ働きだいぶ落ち着いてきた頃、妙に身体の熱が上昇してきたのを感じた。
確かにお酒を飲んだ後とかアルコールが働きかけ、体が火照ってくるのは普通だ。
だけど、アルコールによって起きる火照りとは若干違うと感じた。
――ちょっと…おかしいわ……体全体火傷しそう……。
「はぁ…はぁ……ん…ふぁ」
じっとりと股間から蜜が溢れ、どんどん湿っ気が下着全体に広がってる。
乳首もちょっと動くだけでブラと擦れて硬くなってきた。
――と、トイレに行かないと…。
体中、特に股間の奥が疼いてもはやじっとせずにいられず、五十嵐はトイレに行って
この疼きをどうにかしようとした。
「先生、顔赤いですね。どうしました?」
五十嵐が体を起こすと隣に修が座ってきた。
修に悟らせないように普通に装い、誤魔化そうとした。
「何でもないわ…ところで桃瀬、もう夜遅いんだから帰った方がいいわ……」
兎に角、このまま修と一緒にいるのは危険だと判断し、修を帰そうとした。
「いいんですか?まだ食器全部洗ってないですけど」
「それは私がやるから、桃瀬は早く帰りなさい。家族が心配してるでしょ……」
「そう言うなら帰りますが…」
――よかった……ああぁ、駄目…、トイレ……。
「私ちょっとトイレ行ってくるわ…」
すくっと立ち上がって前に進もうと足を動かそうとした。
しかし、突然修が五十嵐の手を掴み、ソファーに引き戻した。
「な、何、もも―――――!?」
言葉を塞ぐように修の唇が五十嵐のと重なった。
一瞬何が起こったのか、五十嵐は理解できなかったが、修が両手を首の後ろに回し
キスしたままソファーに押し倒されたことでやっと、今の状況を理解した。
「んん…っ!んちゅんっ―――!」
――やだっ…!?桃瀬、止めてっ!
どうにかして引き離そうとするが、媚薬と後ろに手を回されているおかげで何もできない。
――ああっ…し、舌が…!桃瀬の舌が……!
五十嵐の唇を、舌を貪るように修の舌が口内に侵入してきた。
「ん…ちゅ……はむぅ」
「ん…ん…んん、んあっ…!」
絡み付こうとする修の舌から逃れようとするが、すぐに五十嵐の舌に追いつき強引に絡んでくる。
無理矢理キスされ嫌なはずなのに、修の舌の感触や唾液の味にどんどん興奮し、もう頭の中が真っ白になって
何も考えられなくなってきた。
情熱で一方的な長い長いキスが終わると互いの唇の間に銀色の糸がかかっていた。
五十嵐の口の周りには、飲みきれなかった修の涎でべとべとである。
「…なんでこんなこと……するのよ…」
先に口が開いたのは五十嵐だ。
「先生を教育するためですよ」
「何が…教育よ……唯のレイプだわ、これ」
「だって先生、これから何度も家事を俺に押し付けるんでしょ?そんな人任せなのは嫌です」
修の言い分は分かった。自分がそうしなければいいことだ。五十嵐はそれを伝えようとした。
「し、しないわよそんな……」
「信じられませんね。それに教育もそうですけど、俺頑張って掃除、料理したんだからこれくらいご褒美ください」
そう言い放つとシャツの上からでも分かる、豊満な胸に手を伸ばし形を確かめるような動きで揉みだした。
「いや…!や、やめろよ、桃瀬…!」
「おお〜、先生のおっぱいでかいっすね。これは楽しみだな〜」
五十嵐の言葉なんか無視し、いったん胸から手を離すとシャツをたくし上げ露になったブラのホックを外した。
ブラは弾かれたように五十嵐の胸から離れる。
「あ……」
「うわお。すっげーデカパイ」
ブラを取り去られ、胸がぷるんと大きく震えるのが分かった。
「やめて…見ないでよ……」
剥き出しの胸を隠そうとするが、修が五十嵐の両腕を押さえつけた。
身をよじり抵抗を試みるが、いくら五十嵐が不良教師でも修の力には敵わない。
しかも身をよじったことにより、大きな胸がぷるぷると震えまるで修を誘ってるように見えた。
「先生のおっぱい、ぷるぷる動いてますよ」
「う、うるさい!」
「おお怖。でもこんな胸大きいと母乳がでそうだな……ちゅぱっ…ちゅううっ」
「いやぁ、吸わないで……あぁあぁあぁっ…」
ねっとりとした舌が、五十嵐の胸に吸い付いてくる。
まるでナメクジが這ってるみたいで嫌だが、不覚にも気持ちよいのか乳首が勃ってきた。
「乳首硬くなってきましたよ。気持ちいいんですね」
「ち、違う…気持ちよくなんか……」
「強情っすね。でも俺は先生のおっぱい、口に入れるだけで気持ちいいですよ。ちゅぱっ」
「あぁあああっ……んあぁああああっ」
赤ちゃんのように強く吸われるたびに、背中に電気が走り抜ける。
――どうして、どうして…無理矢理されていやなのに……気持ち悪いのに。
――何で気持ちいいと思うの?
「ちゅぷ、ちゅぷっ……先生のおっぱい最高。これはいくら舐めても飽きませんよ」
五十嵐の胸を十分堪能し、いつものあの独特の笑みで感想を述べた。
――悔しい…10も歳の差がある自分の教え子に陵辱されるなんて…。
普段は自分の世話係として修を召使のように扱っていた。
その分、主のような自分が修に陵辱されるのは堪らなく悔しい。
「じゃ今度は先生のおまんこの具合でも見ましょうか」
修はわざと‘おまんこ’の部分を強調させ五十嵐の様子を見てみた。
そんな修の魂胆に見事引っかかったのか、五十嵐は素直に反応した。
そして修を睨みつけたが、それが妙に可愛く見えますます弄り甲斐のある人だと修は思えてきた。
「ふ、ふざけるんじゃないわよ!触ったら、こ、こ、殺すわよ!」
今まで誰にも曝されたこともなく、また触れられたことも無い自分の恥部に修の手が近づき
恐怖や不安が五十嵐の頭の中で渦巻いていた。
その証拠に罵る声にはいつもの迫力がなく、言葉をかんでいた。
「いいじゃん。どうせ色々な人に触らせたんでしょ?俺一人触ったってどうって事ないし」
ぐさっ、と五十嵐の心に修の言葉が突き刺さった。
今更、「実は処女なのよ」なんて言えるわけでもなく、また暴露することは自分のプライドが許さない。
それに処女であることがばれてしまったなら、この男に弱みを握らされてしまう。
最悪、皆にその事を言いふらされたなら、もう学校に行けなくなってしまう。
それだけは絶対に死守しないといけない。
「そんなに触らせてない!いいから放しなさいよ!」
ショートパンツに手をかける修の手を振りほどこうと五十嵐は体全体を激しく動かすが、薬の効果により思った以上の
力が出せずにいた。しかも――
ぎゅっ。
「あぁん!」
修が乳首を抓ったため、電気のような感覚が頭から体に駆けていき一瞬の間、抵抗していた力が抜けてしまった。
その一瞬の間で修は器用に五十嵐の黒い下着ごとショートパンツを脱がしてしまった。
「見るな、見るなぁぁぁぁ!!」
露になった恥部を手で隠すもすでに遅く、修の目には五十嵐の陰毛がばっちりと映った。
しかもそれはあまりにも濃く、日頃処理をしていない五十嵐のずぼらさが垣間見れる。
「先生ここもしっかり処理しないといけませんよ」
「う、煩い!」
「まさか、俺にここの世話もさせるつもりだったんですか?」
完全におちょくってる修の態度に腹を立てるが、五十嵐の注意が恥部から自分に向けたその一瞬の隙をついて
不意打ち気味に五十嵐の割れ目に指を突っ込んだ。。
「ああぁぁぁ!」
先ほどの乳首を抓られた事により生じた感覚に多少似ているが、やはり処女のためか少し苦しそうな表情を浮かべ
指一本でもぎゅぎゅうに締め付けてきた。
そんな様子に違和感を感じた修は耳元で呟いた。
「もしかして先生……処女?」
すると五十嵐は突然ネギの切れたおもちゃの様に動かなくなり、金魚のように口をパクパクさせていた。
「ちが違うわよ…私はそそんなんじゃない…」
そんな言葉をかむところから明らかに図星であることがわかる。
修はきょとんとその目を丸くし、次にぷっと吹き出した。
「…何がそんな可笑しいのよ」
「だって先生がまさか処女なんて全然思わないし」
「だから私は処女じゃな…ぅあぁ!」
突っ込んだままの指が膣の中を抉るような動きで五十嵐を責めると恥部からグチュ、グチュと卑猥な音が鳴きだした。
それに伴い膣の中はだいぶ潤いだし蜜も溢れ、指の滑りもよくなってきた。
「いや、やぁ…指動かさないでぇ……」
甘美な声を上げ、背中を仰け反る五十嵐。
もっと五十嵐を淫らにさせたい欲望に駆られた修は、割れ目の上に位置する突起を撫でてみた。
「はぁああぁぁぁッ……!」
甲高い声で叫び、より一層大きく仰け反った。
「ここがいいの?ほら、ほら」
「だめ…あン……もう、もう……そこはいや…いや……!」
ぷっくらと膨らんだ突起の皮を剥き、くりくりと捏ねまわすと修の指を咥え込んでいるアソコがきつく締まった。
あまりに強い刺激から逃れようと身体を動かすも、男特有の強い力で押さえられ抵抗できない。
そうしている間も指のピストン運動が早くなり、五十嵐の絶頂は寸前のところまできた。
「あぁ…い、い、イク……イッちゃうっ!あっ…あ…やっ……あぁぁぁぁぁ……!!」
今まで髪を振り乱すように頭を小刻みに上下させていた五十嵐の動きがピクピク、と数秒間震えだし、身体の緊張が解けると
ぐったりとした状態になった。
恥部から噴出した愛液はソファーに染みを作り出し、陰毛もじっとりと濡れていた。
修は五十嵐の面前に恥部から抜いた指を近づけると、濡れた指の間にできた糸を見せ付けてきた。
「ほら、先生のお汁で俺の手ぐちょぐちょですよ。そんな気持ちよかったんですか?」
答えを返す気が失せた五十嵐は、その代わり修の爽やかスマイルを無言で睨みつけた。
でもそんな精一杯の反抗を軽く流すと修は自分のズボンを脱がしかかった。
それを見て五十嵐はぎょっとした。
「ちょちょっ、何でズボン脱ぐのよ!」
「何って…決まってるんじゃないですか。先生の処女を貫こうと思ってね」
「そ、それだけは止めてよ!私嫌よ!」
「そんな事言ってもここまできたらのなら、最後までするのが常識でしょ?」
「知らないわよ!いいから私を解放してよ!」
「やだ」
きっぱり言い放つと修はズボンから自身を取り出した。
それはとても大きく、そして太い。しかも物欲しそうに動き、今にも飛び掛りそうな迫力である。
五十嵐の目にはそれは別の生き物にさえも見え、恐怖の対象以外の何ものでもなかった。
「では先生の初めてを貰いましょうか」
「お、お願い!それだけは止めて……何でもするから!」
ぴたっ、と動きを止めると修は顔を上げた。
「ほんとに何でもしてくれるの?」
「するする!するからそれだけは勘弁して……」
修はしばらく考え込むと何かを思いつき、五十嵐の乳房を掴んだ。
「ならさその大きな胸でパイズリしてくれない、先生」
「ぱ…パイズリ……」
五十嵐も経験は無いとは言え、パイズリの用語くらい分かる。
本やAVのDVDから得た知識でしかないが、ようは胸の谷間に男のペニスを挟んで扱くという定番だが男にとっては堪らないものらしい。
勿論、扱くほどの谷間が出来る胸の大きさが必要であるが。
「当然、先生が俺にご奉仕するようにソファーから降りて自分で扱くんですよ」
「……分かった。それでいいならするわ……」
自分の自尊心が少し傷つくが、それで許してくれる。
五十嵐が修の言い出しを渋々承諾するとそれぞれ体勢を変えた。
修は偉そうに座りながら股を大きく開くと五十嵐はその股の間に近づき、そそり立つペニスを両の乳房で挟み込んだ。
胸から感じるその肉棒はとても熱く、生き物のように鼓動している。
先端が胸の間から顔を出してるのを見て、五十嵐は違和感を覚えた。
――間近で見たけど凄い変な形……。まるで茸ね。
「茸みたいだと思った?」
突然上から降ってきた言葉に顔を見上げると修が小さく笑ってた。
いかにも自分が初めて男の精器に触れ、処女特有の反応しているのを楽しんでいる。
そんな余裕たっぷりの顔を殴りたくなってきたが、なんとかその衝動を抑え込むとペニスをゆっくりと扱き始めた。
「うわぁ…すごい気持ちいいっすよ」
初めてのパイズリに少し動きがぎこちないが、それでも乳圧が敏感な箇所に伝わりとても気持ちいい。
しかも紅潮な顔で息を荒くしながら、一心不乱に扱く五十嵐の姿にますます興奮度が増す。
「上向きながら扱いて」
愛撫に集中していた五十嵐は、視線をペニスから上に位置する修の顔に移した。
「こ…こう?」
潤んだ瞳が修の独占欲を尚更かきたて、もっと快感を貪ろうと修は体重を少し後ろにかけ自ら腰を振り出した。
しかも先端から流れ出る汁がローションの役割をして、二つの乳房とペニスが滑らかに擦れ合った。
「くそ、もう出る…出るよ、先生!最後は口で咥え込んで」
夢中で腰を振っていた修もついに絶頂を迎えそうになり、最後の要求をしてきた。
「え!?ちょっと待ちなさい!」
いきなり腰のスピードが早まり、慌てて修の亀頭を無意識に咥えた。
そのタイミングに合わせるように尿道から白濁液が噴射し、五十嵐の口内全体に撒き散らした。
「んんんんん…!!っぷっ…!んん…んっ……んん……ん…」
今まで味わったことの無い、精液独特の苦味が口一杯に広がってきた。
あまりの不味さに吐き出したくなってきたが、そんな事をしてしまえばこの男の機嫌を損ねてしまう。
五十嵐はその事態を避けるため、口内に溜まった白濁液をちょっとずつ飲みだした。
だいぶ処理してなかったのか、それは糊のようにどろどろと濃く喉にへばり付きそうになるも、なんとかすべてを胃の中に収めこんだ。
「ん……ぷはっ…これで満足でしょ……」
五十嵐は陰茎から口を離し唇に付いた液もゴシゴシと拭った。
「満足したけど…別に飲めなんて一言も言ってませんよ」
小刻み肩を震わせ、笑いを抑えている修。
最後は余計なことしてしまい、最後の最後までからかわれて五十嵐は堪忍袋の緒が切れそうになった。
でもこの地獄もこれで終了。
自分の体を弄ばれどっと疲れが溜まったが、これでやっと終われる……。
五十嵐は安堵した。
しかし修が突然五十嵐をお姫様抱っこし、寝室まで移動した。
「な、何よ!?これで終わったんでしょう!」
「そうですけど……考えが変わりました」
突き放すように言うと修は大きなベットの上に五十嵐と共に倒れこんだ。
「きゃっ…!ちょっと話が違うわ!!約束はどうしたのよ!」
「こんなエロい女性を前にしたら放って置けません。勝手ですがこれから先生を滅茶苦茶にします」
修の歪んだ口元から出てきた発言に望みが絶え、五十嵐は真っ青な顔で後ろに後ずさりした。
しかし、すぐに壁にぶつかり逃げ場を失った五十嵐は完全に袋のねずみとなってしまった。
「来るな…!こ、来ないでよ…!」
壁に背中全体をくっつけ修から離れようと悪あがきするが、修は五十嵐を無理矢理仰向けにさせ足を大きく開かせた。
幾度も責められ、抵抗する力を失った五十嵐は修のなすがままにされ、ただ恐怖で体を震えさせるばかりであった。
「では本番いきますよー」
五十嵐の腰を掴み、だらしなく汁を溢す割れ目に自分の肉棒を押し付けると一気に腰を進めた。
「い、い、いやぁぁああぁぁぁぁ!!」
ぶちぶち、とついに最奥の膜を破った。
誰にも進行を許させたことのない、狭い管に修自身が肉壁を割って侵入してくる。
それを阻止するようかのように膣が締めるが、逆にそれが修を気持ちよくさせている。
「さす…が処女……きつきつ」
「抜いて、抜いて……や、痛い…!」
どうすることもできない五十嵐は、せめてこの痛みだけでも耐えようと修の背中に手を回した。
五十嵐をここまで苦しめている張本人もせめての罪滅ぼしに五十嵐の痛みが治まるまで待つことにした。
その間も修は小豆色の髪を撫でたりと五十嵐の気持ちを落ち着かせようとした。
中途半端に優しい男である。
「なに…さ……そ、んな優しくするなら……抜いてよ…」
自分をレイプする男に素直になれないが、それでも五十嵐はその優しさに甘え、修を抱きしめる手に力が入った。
「せっかく全部入ったんだから、最後までやります。それにこんな気持ちのいいマンコを今更諦めるのは絶対嫌です」
絶対に抜かせまいとぎっちり五十嵐を抱きしめ、とろけるような膣の中をじっくりと味わう。
自分の膣の事で褒められたが、五十嵐は気恥ずかしくなり修の頭をぽこぽこと叩いた。
「いた…褒めたのにそれは無いんですけど」
「そんなとこ褒めても嬉しくないわ……!」
だんだんと痛みが和らげ、気持ちも平静を取り戻しつつあった五十嵐。
修はその様子を見て、五十嵐が大丈夫なことを判断し、腰の動きを再開した。
「い、いや…!あん、ひぁっ!ちょっと…待って…!」
多少の痛みはあるが、さっきとはまったく違う。
肉棒が膣壁を擦るたびに快楽が体中に走った。
「だ、めぇ!そ、んな腰動かしたら…あぁん!あそ、こが裂ける、裂けちゃうぅっぅぅぅっ!」
艶のある唇から喘ぎ声に荒い息、そして嫌がる声が漏れるがそれとは裏腹に五十嵐は修の動きに合わせるかのように無意識に自ら腰を動かし
快感を貪ろうとしていた。
それによってダイナミックに揺れ動く胸に釣られ、修は乳肉がはみ出るくらい力強く揉みだした。
手にしっとりとなじんでくるその手触りの良さは、乳首を舐めるのと同じくらいにはまる。
これからもちょっとした時間があれば、この乳を揉もうと思った。
「おっぱいも、しゅごいよぉぉぉ……すごく気持ちよくって…ひぃ、あはぁぁ!いっぱい揉んで…揉んでぇえぇぇ!」
悲鳴に近い声を上げ目じりからももはや苦痛でなく、快楽からの涙が頬を伝って流れ落ちた。
「あっはっ、もう駄目…限界よぉ……これ以上は無理いぃぃ…っ!」
「俺もそろそろかな…先生、イクよ……」
五十嵐はその言葉が何を意味するのか理解した。
「駄目駄目っ!赤ちゃん、赤ちゃんできるっ…!桃瀬ぇ、それだけはそれだけは、止めて!」
修は五十嵐の嘆願を見事に裏切り、小さく呻くと同時に五十嵐の中で欲望が爆発した。
二発目だが濃い白濁液が盛大に放出された。
お腹の中に満たされる精液の熱を感じながら五十嵐は泣き叫んだ。
「ひいいいいっ!?ああ…あ、赤ちゃん出来ちゃうっ……!」
――これが犯された感覚なの!?膣中に出された感覚なのぉ!?
差し込まれた肉棒と膣の間から血交じりの精液が溢れ出し、それが五十嵐の悲惨さを表していた。
「あー気持ちよかった。もう一度やりますね、先生」
その一言で中出しされたショックから放心状態になった五十嵐は、すぐに正気に戻った。
「そ、そんな…もうこれ以上は出来ない……」
「先生ならまだギリギリ若いんだからいけますよ。それに俺のだってまだ萎えてませんし」
若さゆえなのか、修の肉棒はまだまだ衰える様子も無く、むしろさっきよりも硬さを増している。
「さぁ、今夜は寝かせませんよ」
修のその発言が五十嵐には、まるで死刑を言い渡した裁判官のように聞こえた。
「いや、いや…いやぁぁぁぁぁぁぁ!!」
部屋中に響くのは卑猥な音。
修と五十嵐の喘ぎ声。
ベットの軋む音。
そして、ぐちゅぐちゅとした水音。
その部屋の中だけが別の世界に思えてくる。
「桃瀬ぇ、もっとして、もっと動いて……もっと気持ちよくして…あんっ!」
修の腰に跨り、無我夢中で腰を動かして快楽を得ようとしている。
恥部からは、何度も中だしされ収まりきれなかった分の精液が大量に溢れ出ていた。
その量から一体どのくらい出されたのか、分からない。
しかし、それでも五十嵐は満悦な表情をしている。
彼女は完全にセックスマシーンとなっていた。
(ちょっとやり過ぎたかな?まあ、これに懲りて自分の生活を改めるだろうな)
(それでも、直さないんなら変わるまで性奴隷にすればいいだけの話)
「桃瀬ぇ…また私イッちゃうよぉぉ……」
「んん……俺も出る…たっぷりと味わってくださいね」
「うん…うん……赤ちゃんできてもいいからいっぱい出して…射精してぇぇっ!!」
修の体が震えると五十嵐の中にまた射精した。
「ああああああぁぁぁぁあぁっぁぁぁっ!!!!」
体を大きく仰け反るその姿は本当に綺麗だと修は思った。