スポーツ大会が終わった後。
犬神は警備の仕事により見回りをしていた。
生徒が残ってないか、ゴミが捨ててないか等の後片付けの為だ。
まぁ、生徒全員が死力を尽したであろうスポーツ大会。生徒が残ってるのは有り得ない。みんな疲れているから早く家に帰る筈だ。だから自分も早く見回りを終らせて帰ろうと思っていた。
そんな思いをよそに、人影を見付けてしまった。
体育館倉庫の中で。
「誰だ…?」
暗くてよく分からない。目を凝らすが、やはり暗くてよく分からない。
今、体育倉庫の中の蛍光灯は壊れている。
仕方ないので、近付いてみる。
影のみ確認できるそれが本当に人なのか分からない。
もしかしたらただそう見える何かかもしれない。
一歩一歩近付いて、顔を近付けて確認してみる。
闇に慣れつつある眼が、その正体を見せていく。
「ん…?」
そこには、一人の女子が壁に体を預け眠っている。
その見たことのある顔は、いつもと違って無防備で、子供のような純粋さが漂っている。
そんな顔に見とれてしまった自分に、ようやく犬神は気が付いた。
「む…いかんいかん…」
自分も疲れているようだ。犬神はそう思う。
「おい、起きろ一条」
肩をゆすり、起こそうとする。
「う、うー…ん…?」
が、起きない。
「おい、一条」
更に強くゆする。
「ん…え…?あ…犬神さん?」
ようやく起きた。
しかし目はまだ寝惚けている。
「こんな所で何故寝ていたんだ?」
「…あー…涼しくてちょうどよかったので…」
そんな理由で…と思っっていたが、あれだけ動いていたんだ。体も熱くなっていたのだろう。
「まぁいい。早く帰れ。もうみんな帰ってしまったぞ」
「え…?本当ですか?」
「ああ」
一条がいないのを気付かず終わるクラスもどうかと思うが…。
「では、帰りましょう」
「そうしてくれ」
一条さんがその場から立ち、歩こうとしたその時、
「あ…」
「うわ!」
上手く歩けず、犬神の方に向かって勢いよく倒れてしまった。
「痛…大丈夫か?一条」
「あ…はい、大丈夫です」
ちょうどマットがあったからケガは無かったが…。
気が付くと一条さんの顔が目の前にあった。
一条さんが犬神を覆うような格好。
密着したその状態に、冷めた汗とオンナノコ独特の匂いを、犬神に感じさせた。
(…いかん)
自分の意識とは関係なく、体は本能に従った。
「…あ」
一条さんもそれに気付いてしまった。
「あー…スマン」
とりあえず謝る。
「いいですよ。悪いのは私ですから」
そう言ってもらうと助かる。
一条さんは体を犬神からどかし、そのまま犬神のズボンを下ろし
「ちょっと待て!」
当たり前のようにズボンを下ろそうした一条さんを犬神は止める。
「なんでしょうか?」
「どうしてズボンを下ろすんだ?」
当たり前の質問に対して、
「そうなったのは私のせいですから…」
一条さんは当たり前のように返す。
いやまてそれはおかしいだろ。
なんて思っている内に、
「うわわわわわ」
ズボンを全て下ろされ、下半身はトランクス一枚になってしまった。
トランクスに形を作る先の丸いピラミッド。
一条さんはそれを凝視している。
「一条…本当にやめてくれないか」
この先に踏み込んだら戻って来れない。
直感がそう伝えている。
が、そんな思いも虚しく、
「お断りします」
の一言で切られてしまった。
「こんなことはしちゃ駄目だ」
それでも、犬神は必死に抵抗する。
「犬神さんは嫌ですか?」
「嫌とかそんな問題じゃなくてここは学校だぞ」
「それでは学校じゃなければいいのですね?」
「いや、そういうわけじゃなくて」
そんなやりとりをしながらも、一条さんはトランクスのボタンを外した。
「あっ」
布の束縛から解放されたそれは、勢いよくトランクスから出てくる。
顔を赤らめる犬神。
「おぉ〜」
それは正直に驚いた声。
「大きい…」
思わず言った一言に、犬神はさらに顔を赤らめる。
「そ、そんなに見るな」
「フフフ…」
不適な笑い。
そしていきなり犬神のを掴む。
「うお!?」
「熱くて固くて…脈打ってる…」
率直な感想。
「おい、もうやめ」
もうやめろ。と言いかけたその時、軽い快感が走った。
一条さんが、犬神のをくわえている。
「お、おい…」
「ふぁんへほうか?」
「…いや…もういい…」
くわえながら喋る一条に、呆れる犬神。
もう逃げられないようだ。
少しずつ加えられていく快感。
一条の口からいやらしい音がしている。
そして、犬神は一度目の絶頂を向かえる。
「一条…もう出」
言い終わる前に、一条さんの口の中に放ってしまう。
勢いよく出る精液を、拒むことなく飲む一条さん。
射精が終わると、口から精液が溢れないようにゆっくりと口を引く。
まだ口の中に残っている精液を、そのまま飲み干した。
「犬神さんの精液…濃ゆかったです…」
笑顔を見せながら言う一条。
ほんとに濃いかどうかはともかく、彼女は満足そうだった。
「満足したか?一条」
犬神はようやく終わりかと思った。た。
しかし、彼女はそんな簡単に終らせてくれない。
「まだ私が満足してません」
一条さんはそう言うと、ブルマをパンツと脱ぎ始めた。
下半身だけ裸になった一条さんに、犬神は本能で興奮する。
「また元気になりましたね」
「…言うな」
頭は拒否してるが、体は素直なようだ。
犬神にまたがるように座る一条さん。
犬神のそれの先に、自分の感じる所を向ける。
「犬神さん」
不意に声をかけられた。
「犬神さんは初めてですか?」
その問に、持っている答えを出す。
「ああ…」
「そうですか。それは良かったです。私も初めてですから」
「え…?」
その言葉を理解する前に、一条さんは一気に腰を落とした。
「ッ!」
貫通する犬神のそれは、容赦なく一条さんの中を突き進んでいく。
そして、一瞬にして破られた膜から、血が出てくる。
「お、おい大丈夫か、一条」
一気に貫通したからかなり痛かったはずだ。
「だ、大丈夫です…」
明らかに大丈夫じゃなさそうな顔だ。
一条さんの目には涙、痛さから来る汗が出ている。
「こんな無理するからだ」
「ずっと痛いのは…嫌ですから…」
これじゃ本末転倒だ。
犬神は入れたまま、動かないようにした。
一条さんが痛みを感じないようにだ。
入れたままの体勢を維持する事数分。「大分…痛くなくなってきました」
「…大丈夫か?」
心配の一言。
もはや、こうなった事の疑問も忘れていた。
「やっぱり…少しずつ入れたほうが良かったでしょうか?」
「今更言っても仕方ないだろう」
また犬神は呆れる。
一条さんが何を考えているのか分からないのは前々からだが、今は分からない事だらけで理解する気にもならない。
これが一条さんの1つの魅力でもあるのだが。
「あ…」
「どうした、一条?」
一条さんが何かに気が付いたようだ。
「まだ全部入ってないです…」
まだ少し、犬神のが入ってないようだ。
「そうだが…無理はしないほうがいい」
犬神の心配をよそに、一条さんは更に腰を落とす。
今度はゆっくりと。
「ん…ぅ…」
少しずつ入っていく。
全てが入った時、犬神は先が壁に当たったような感覚があった。
「…一番奥に当たってる…」
先に気付いたのは一条だった。
何に当たったかは、一条にも犬神にもわかっていた。
だが敢えて言わないでいた。
そして、行為は最終段階へ。
ゆっくりと動く一条さん。
上下に動き、犬神のそれをコスる。
次第に早くなる運動は、一条さんにも刺激を与える。
「ん、ん、ぁん…」
一秒でも早く精液を絞り出そうと、刺激を与え続ける。
犬神も与えられる刺激に、快楽を増していく。
互いに熱くなっていく体温。
汗と、精の匂いが絡んで鼻に入ってくる。
それはまともな思考を止め、快楽の為の行動のみに、力を注ぐようにさせる。
「はッあっ、んぅ…」
「一条…そろそろ限界が…」
もうすぐ向かえる精のカタルシス。
「出して下さい…一滴残らず…」
その一言を最後に、二人は絶頂を迎える。
「一条…!」
「んあぁぁあぁ!」
体の全てをケイレンさせ、精液を絞り取る。
精液が一条さんの中に叩き付ける。
それが一条さんに更に強い絶頂を与える。
「はあぁ…まだ、出てる…」
強く、脈動する犬神のそれはまだ止まらない。
そして、長い長い射精が終わる。
「はぁ、はぁ…」
「とても気持ち良かったです…」
行為が終わって、犬神は1つの疑問を抱く。
「一条…中に出して大丈夫だったのか?」
「え?あ…」
一条さんも、今気が付いたようだ。
「…大丈夫なのか?」
「多分、大丈夫です」
一条さんは独特の無表情で答えた。
本当に大丈夫なのか?
まぁ、確率は低い。大丈夫だろう。
そんなタカをくくった結果、一条さんが妊娠するとは、今の犬神は思いもしなかった。